【簡単説明】移調を理解するために、曲「赤トンボ」を移調してみました。

こんにちは。3児のママのパート主婦です。
今回は音楽の「調」について、お話しします。
本やネットの解説では難しく理解に苦しんだので、分かりやすいように丁寧かつシンプルに説明いたします。
また、記事の最後には、色々な「調」の赤とんぼをお送りします。
目 次
1. 調の命名法
調が難しい原因の一つに日本語名である「ハニホヘトイロハ」で表記していることがあると思います。
まずは、参考にイタリア語と日本語の音の対比表を示します。
イタリア語 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
日本語 | ハ | ニ | ホ | ヘ | ト | イ | ロ |
さらに、日本語で♯は嬰(エイ)、♭は変(ヘン)で表しますので、ハ長調の半音上がったものは嬰ハ長調と表記します。
調の命名法は単純にどの音を主音にしているかで決まります。
主音は音の階段の1段目をどの音にするかによって決まります。
1段目をなんの音にするかは、作曲者の好みで決まります。
音の階段については、次の項で説明します。
2. 音の階段を理解しよう!!
音階を階段に見立てて書いてみます。
この階段は2種類あり、1段上がると「全音上がる階段」と「半音上がる階段」があります。
そして、半音が出てくる位置は長調と短調でそれぞれ決まっています。
2.1 長 調
長調とは、全音と半音の並び方が『全音→全音→半音→全音→全音→全音→半音』になるものです。
白い鍵盤が隣り合っている「ミ~ファ」と「シ~ド」の2箇所が半音で、それ以外は間に黒鍵があるので全音です。
ミとファの間は半音ですので、ミ♯はファになります。
2.1.1 ハ長調
最もわかりやすいドを主音としたハ長調です。
2.1.2 ト長調
続いて、ト長調です。全音と半音の並び方を『全音→全音→半音→・・・』にするために、♯が一つ、ファに付きます。
2.2 短 調
短調とは、全音と半音の並び方が『全音→半音→全音→全音→半音→全音→全音』になるものです。
一般的に暗い曲になると言われています。
3. 赤とんぼを色んな調に書き換えてみました!!
誰もが知っている曲「赤とんぼ」を色々な調に書き換えてみます。
参考までに、ハ長調とニ長調は楽譜も示します。
3.1 ハ長調(主音:ド)
3.2 ニ長調(主音:レ)
3.3 ホ長調(主音:ミ)
3.4 ヘ長調(主音:ファ)
3.5 ト長調(主音:ソ)
3.6 イ長調(主音:ラ)
3.7 ロ長調(主音:シ)
4. まとめ
今回のまとめは次の2つです。
- 調を変える移調を音の階段などから説明
- 理解を深めるため、赤とんぼを色々な調に移調
これらで、皆さんの理解の助けになればと思っています。
本日は長文を読んでいただきありがとうございました。